初めて新車を買ったのは1996年のこと。一目惚れでした。前から見ても後ろから見ても斜めから見ても格好いい。公私ともに高速道路に乗る機会が多かったので、排気量を考えても「この車しかない!」と思いました。
買ったばかりの頃は、乗るたびに気分がいいものです。新車独特の匂いは好き嫌いがあると思いますが、新しい機能を試したり、スイッチを押してみたり、ナビゲーションで遊んでみたり。すぐ近くであっても車で出かけて、気分の良さを味わっていました。さすがに今では、車に乗り込んだ時の幸福感はあの時とは違いますが、購入から20年以上経っても、運転するたびに喜びを感じます。
「オイシい話は転がっていない」。真実だと思う。オイシい話は軽く埋まった状態にあるので、掘り起こしてやらねばならないのだ。つまり、自らが能動的にアクションを起こさない限り、巡り会うことが難しいということだ。
今年3月のことだが、ついに狙っていたIPOに当選することができた。IPOというのは簡単に言うと新規公開株のことで、私のような弱小投資家はネット証券に申し込んでひたすら当選を願うという宝くじみないなものだ。ただ、宝くじと異なり、元手は0。当選した場合のみ、公募価格分の金額が必要になるだけだ。そして、初値は公募価格を上回ることが多いから、当選すれば大きな利益を手にすることができる可能性が高い。そして今はインターネット時代。IPOのどの銘柄がどの程度の初値になりそうなのか、それを見ればほぼわかる。それゆえに、初値が公募価格を下回りそうな銘柄をあらかじめ除外できるから、申し込みの時点で「当選すればほぼ確実に利益が出る」ことがわかる。つまり、リスクのない宝くじなのだ。
なぜSLが好きになったのか? 明確な理由はわかりません。しかし、物心ついた頃からSLが好きでした。昭和50年12月に北海道の室蘭本線を走ったSL最終旅客列車には乗れませんでしたが、その後も日本全国を旅するようになり、山口線のSL復活運転などを羨ましく眺めていました。群馬県内のSLは昭和40年代には廃止になっており、関東圏でもあることから、SLの運転には期待していませんでした。それだけに、高崎から水上までの上越線と、横川までの信越本線でSLが復活したのには驚きました。まさか、こんな近くでSLが営業運転されるなんて! 昨今のSLブームなどもあり、実は関東圏でも、有名な大井川鐵道や真岡鐵道、秩父鉄道、そしてJRでもいくつかの路線で運転されることがあります。しかし、自分のこんなに近くで、それも毎週のように走るようになるなんて。長生きはしてみるものですね(まだまだ若輩者です)。